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2020/10/28 10:30


数年前からじわじわと広がり始めている「婚前契約」。

欧米、特にフランスでは一般的に交わされている契約だそうです。
これから結婚を考えている方の中には興味を持っている人もいることでしょう。
婚前契約の大まかな説明と結婚後あるあるをご紹介したいと思います。

●結婚生活における夫婦内での取り決め

結婚後の新しい家、新しい日常。
しかし楽しいことばかりの毎日ではありません。
生活をしていく中、そして子育てが始まると家事や育児がもれなくついてきます。

婚前契約とはこの生活上のルールやお金のこと、結婚生活が破綻した時の約束事などを
書面で残したもののことです。

関係性が悪くなったとしてもルールがあることで、定期的に生活の見直しができる点がいいです。
どのくらい細かく決めるのか?はお互いの話合いですが、大体は
家計や財産のこと
子育てに関すること
お互いの家族との関わり合いのこと
伴侶への裏切り行為

などが多いようです。
あとは帰宅時間の報告や大きい金額の買い物など。


●婚前契約があると

今まで異なる環境で暮らしてきた人間同士が一緒に生活するので、価値観のズレはどこかで
出てくるのは当然です。
揉め事になりやすい事柄を結婚前に話し合うことで円満な生活を持続できます。
二人用の約束事として作るのもいいですが、法律家を挟んで作成したものはより効力が強く
万が一の時には、書面にしたがって公平な判断が下されます。
費用は4万、5万ほどかかりますが、真剣にこれからの生活のあり方を考える方、
日々のトラブルを回避したい方にはいいのかもしれませんね。


●結婚前では見えなかったことが見えてくる

先ほども言いましたように、環境の違う二人が共に生活するので生活習慣も違います。

初めのうちは許せたことでも時と共に気になってきたり、
結婚前と話が違う?!という面にも遭遇します。

お互い様なんでしょうけど・・・。(笑)

共働きの多い現代、女性だけが家事をするというのは現実的ではありませんし、

全てをこなすのは難しいです。
さらに、子供が生まれるとお母さんとしての役目や仕事がどっと増えるので、たとえ

育児休暇中といえど、のんびり遊んでいる時間さえないのです。
生活環境に合わせて協力的な旦那さんであれば本当に助かりますが、残念ながら

みんながみんなそうではありません。

仕事を辞めたくない女性からすると、家事分担の有無は気になりますし、

自分だけが辛い思いをすることに不安も感じます。
なので、婚前契約書は女性からの提案が多いんだと思います。

提案しても男性側にその気がなければ納得してもらえるまで時間がかかるかもしれません。


●旦那がいてもワンオぺ育児

正直、婚前契約書かわしておけばよかったのにと思う女性はおられます。

家事、育児をほぼ一人でこなしていますし、子供の散らかしも旦那さんの帰宅まで
しっかり義務付けられており、できていないと文句を言われるそうです。

彼女は決して手抜きをしているわけでもなく、パートで仕事をし、子供を迎えに行き、

夕飯、お風呂、寝かし付けも本当にしっかりされています。

毎日のことなのですごいですよ!

こんな日々ではストレスも溜まりますし、たまには子供のことや家事の手伝いについて一言言いたくもなりますよね。
契約書がないがために、何を言っても旦那さんは改善することもなく、
家事、子育ては女性の仕事だと思っているそうです。

こんな事例は彼女だけではないと思います。
ワンオペ育児で疲弊している女性は多いです。

昭和の時代と違って専業主婦だけでは生活は苦しい世の中なのに。



●価値観のすり合わせはするべき


契約書を交わすまでに至らなくても、どこまで協力し合うのかは決めておく方がいいです。

公正証書は安心材料ですが、どこか機械的な感じがあり、結婚そのものも契約書ありきのどこか冷たいイメージありませんか?
「温かい家庭を築く」とはお互いを思いやり、いたわりあうからそうなっていくものだと思います。


男性は仕事さえしていれはいい、残業してお金を家に入れてるから偉いとか。

そんな時代はとっくに終わりました。

今だに「ゴミ捨ては俺の仕事ではない」と言っている方もおられますが、
堂々と「趣味は料理です」と料理やお菓子を作られる男性もおられます。

全てを平等にするのは難しい場合、一部の役割だけ担ってもらうだけでも女性としては安心材料になりますよ。

 

契約書がなくても、細かいルールを決めなくても、どちらかが手を差し伸べる結婚生活を送ることが理想的ですね。

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